とみ子の希望は父の希望?(第09話)
<登場人物>
僕・・・中年のおっさんです。40代。
父・・・僕の父です。父の長男。70代。
妹・・・僕の妹です。父の長女。40代。
とみ子・・・父の内縁の妻。70代。
Tシャツ爺・・・父の古い知り合い。(友人ではないらしい)70代。
<今回のお話>
公証人役場を後にした僕たちは、取り敢えず実家の父の家に行くことにしました。
父に買ってもらった、とみ子のN-BOXに四人で乗り込み、Tシャツ爺の運転で走ります。
父は高倉健のように無口なため、とみ子とTシャツ爺が二人でずっと話してます。
どうやら二人は火災保険の過大請求で儲けているようです。
(この記事は2023.08頃に執筆していますが、ビックモーターの保険金問題がニュースで大々的に報道されていますが、似たような構造です。)
とみ子は70代ですが、こんな事をしてるなんて曲者ですね。
実家に着くと、とみ子は要望を私に提示してきました。
父と籍は入れないが、代わりに生涯に渡ってこの条件を約束しなければならない、と私に突き付けてきたのです。
私(とみ子)の希望は○○さん(私の父)の希望です。 |
住宅は遺すこと。 |
毎月生活費20万円を保証すること。 |
父の現金・預貯金・株券・生命保険を預けること。 |
収益物件の名義を変更すること。 |
私が何故、とみ子の生活を生涯保障しなければならないのか理解できません。
日本語もちょっと変だし、この文章を見て私はとみ子をアホだと思って、油断していました。
「のび太の物はオレの物。オレの物はオレの物。」って有名な人が言ってたような気がしますが、何だか似てますね。