親類は敵(第16話)
<登場人物>
僕・・・中年のおっさんです。父の長男。代。
父・・・僕の父です。70代。
花子・・・僕の妹です。父の長女。40代。
とみ子・・・父の内縁の妻。70代。
Tシャツ爺・・・父の古い知り合い。(友人ではないらしい)70代。
<今回のお話>
親類は仲が良いとコミュニケーションが良好で、お互いの状況を理解しやすいと思いますが、父の兄妹は仲が悪いためお互いをほとんど理解していません。
父は三人兄弟の長男です。
地元に次男のヨシ叔父さん、神奈川県に三男のミツ叔父さんがいます。
ある時、ヨシ叔父さんから「お前は父のが大変な事になっているのに、面倒を見ないのか。病院の診療費を払え。面倒を見ないやつは遺産相続の資格はない。とみ子さんの献身的な姿勢を見習え。少しは父の事を考えろ。」と連絡がありました。
ヨシ叔父さんは知らないけれど、父は家賃収入が40万円以上あるから、とみ子が使い込まない限り、介護費用など払えるんですけど。。
正社員の僕より可処分所得が多いんですけど!
それに父の事はとみ子が同居する前から考えていますよ。
どのように説明すればヨシ叔父の理解を得られるのか、メールで全体像を説明したのですが、とみ子にすっかり騙されて、聞く耳を持ちません。
ヨシ叔父さんは定年退職して、暇なのか、毎日のようにメールしてきます。
うーん、面倒だから、無視しよう!
すると矛先が地元に住んでいる花子に向くようになりました。
とみ子、Tシャツ爺、ヨシ叔父さんが花化の家に押し掛けて、父の医療費を払え!とストーカー行為を繰り返すようになったのです。