ボケたらアカン

認知症の父と後妻業の女性とのアレやコレをお伝えします。

父の友達じゃない人(第07話)

<登場人物>
僕・・・・中年のおっさんです。40代。

父・・・・僕の父です。父の長男。70代。

妹・・・・僕の妹です。父の長女。40代。

とみ子・・父の同居人、内縁の妻。70代。

Tシャツ爺・・・父の古い知り合い。(友人ではないらしい)70代。

 

<今回のお話>

とみ子に父の不動産を全て遺贈されては困りますので、急遽会社を休んで、公証人役場に行くことにしました。

品川駅から新幹線で向かうため、目的の公証人役場が新幹線停車駅が最寄駅でラッキーでした。

公証人役場の駐車場に到着すると待っていたのは、父、とみ子、見知らぬTシャツを着た爺、の3人でした。

なぜ、とみ子が?そして、このTシャツ爺は誰??

謎は解けないまま公証人役場に入ります。

待合室でこのTシャツ爺が誰なのか、父に聞いてみました。

幼稚園、小学校、中学校と一緒だった同級生なのだそうです。

なるほど友達なのね?と聞いてみると、友達ではないと言うのです。

どゆこと??

なんでも、公証人役場の駐車場が狭いから、代わりにクルマの運転をしてもらったんだと。。。

駐車場を見ると父のハイエースはなく、ホンダN-BOXだけが停まっています。

謎は解けた!

Tシャツ爺のクルマがN-BOXであり、ここまで乗せてもらったのね?と聞くと、N-BOXは父がとみ子に買ってあげたものだと言うのです。

うーん、謎は深まりました。(鈴木健二風)