生命保険は死ぬまで解約しない(第19話)
<登場人物>
僕・・・中年のおっさんです。父の長男。40代。
父・・・僕の父です。70代。
とみ子・・・父の内縁の妻からの、再婚相手。70代。
<今回のお話>
父は不動産賃貸業を経営してました。
市内の土地・建物を銀行の融資で購入しておりました。
そして生命保険に加入し、万が一、死んだときでも生命保険から支払われるようにしておきました。
これにより、家族に負債を残さない様にして、ローンを完済することが出来ます。
父が認知症になった時点で銀行のローンは数百万残ってました。
すると、とみ子が父の保険を途中解約し、解約金を銀行のローンの返済に充ててしまったのです。
当然ですが、保険の解約金は元本割れしますので、銀行のローンが完済できなくて、残債が残りました。
更に、とみ子は残債を支払うために不動産を売ろうとしてました。
もうね、どんだけアホかと。
不動産を買うために銀行の融資を受けたのに、その融資を返済するために、買った不動産を売るなど、アホの極みです。
保険解約の半年後に父は亡くなったのですが、もし保険を解約しなければ、保険金で銀行のローンを完済して、更に余った保険料を法定相続人がもらえたのです。
皆さんも生命保険は死ぬまでは解約しないようにしましょう。
というか、よその家の保険を解約しないようにしましょう。(当たり前。)
僕も住宅ローンで団信に加入してますが、35年ローンが完済するか、寿命が先か競っていするところです。(謎)